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『建て上げられていく群れ』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

出エジプト後、義父イテロの配慮によって、モーセは家族と再会します。その翌日、イテロは、モーセがさばきの座に着き、民が一日中モーセのところに立っているのを見て、モーセに助言を与えます。本日は、イテロの助言から、神の共同体について御一緒に見てまいります。

1.共に重荷を担う共同体

イテロは、神がモーセとイスラエルをエジプトから連れ出されたことを聞き、娘と孫たちを宿営へと連れて来ます(出エジプト18:1-5)。家族と再会した翌日、「モーセは民をさばくためにさばきの座に着いた。民は朝から夕方まで、モーセのところに立って」(出エジプト18:13)いました。この状況を見たイテロは、「あなたのしていることは良くありません。」(出エジプト18:17)と言って、モーセに助言を与えます。イテロのアドバイスは、民全体の中から、神を恐れる、千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長を、民の上に立てるというものでした(出エジプト18:21)。

これは、単に民の便宜を図ったり、国としての秩序を整えるということが目的なのではありません。イテロのアドバイスの中心は、全てのイスラエルの民が、モーセを通して主なる神の御言葉を聞き、その御言葉に従って歩むこと、そして、モーセと共に神の重荷を負うことにありました。

イテロの助言の根底に流れる原則は、初代教会時代においては、さらに明らかにされています。使徒の働き第6章において、信徒数の増加に伴って、やもめたちへの日々の配給のことで問題が生じました。そこで、信徒の中から「御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人」(使徒6:3)が選び出されます。これによって、使徒たちは、もっぱら祈りと御言葉の奉仕に励むことができました(使徒6:4)。これも、単に組織の便宜のため、人々の不満を解消するためだけではなく、それぞれ主から委ねられた分に応じて奉仕の業を成し、そのことを通して教会が神の御言葉に聞き従って歩むためなのです。教会の最も大切な働きの一つは、神の御言葉が語られ、御言葉に従って歩んでいくということにあります。御言葉の宣教のために、神からの重荷を共に担い合っていく共同体、それが教会の姿であることを覚えましょう。

2.建て上げられて行く共同体

イテロの助言を通して、イスラエルは神の民として整えられて行きます。新約時代に生きる霊のイスラエルである私たちクリスチャンは、教会に与えられた秩序によって整えられます。キリストが「ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。」(エペソ4:11)それは、御言葉と祈りによって「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるため」(エペソ4:12)であると聖書は教えます。また、「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」(Ⅰコリント12:27)とあるように、私たち一人一人に委ねられた神の働きがあります。

教会に与えられた務めを担う者たちは、教会の秩序を通して神の御言葉が語られ、聖徒を整えるために置かれた賜物です。教会の秩序は、人間の集団としての運営上の方法論や、人々の便宜を図るためだけのものではありません。クリスチャンたちがキリストを知って深く交わり、奉仕の業に適した者として整えられ、キリストの体なる教会を建て上げて行くためであることを覚えましょう。

まとめ

イスラエルの民は、神の民として整えられて行きました。神は私たちを、神の民として整え、建て上げてくださいます。主が私たちの教会を建て上げてくださる恵みの中で、私たち個人の人生も、家族も整えられ、建て上げられて行くことを覚えましょう。

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