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『聖霊による執り成し』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ローマ8:26-30

はじめに

本日は、特に、ローマ8章の26節と27節から、聖霊は私たちのためにとりなしてくださるお方であることを御一緒に見てまいります。

1.聖霊は私たちを祈りへと導いてくださる

ここまで、聖霊は、キリスト者が御国を受け継ぐことの保証として与えられていることが語られてきました。それに続いて、聖霊は私たちの弱さにおいて、助けを与えてくださるお方であると示されます。人の弱さとは、肉体的なことだけではなく、主を信じて待ち望み続けることができないという霊的なことに関することも含みます。

主イエスは「いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教え」られました(ルカ18:1)。また、「あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。」(マタイ21:22)と約束されました。私たちは、弱さゆえに、主の御約束に立ち祈り続けることがなかなかできない者です。しかし、私たちの大祭司であられる主イエスは、私たちと同じくなられて、私たちの弱さを十分ご存じのお方です(ヘブル4:15)。また、聖霊は、私たちがどのように祈ったら良いのか分からなくても、私たちを祈りへと導き、主との交わりに招いてくださいます。私たちには「アバ、父よ」と言って父なる神と親子のように語る特権が与えられているのです。主に全てのことを打ち明けることができる幸いに、感謝してまいりましょう。

2.聖霊は求める者全てに与えられる

ペンテコステの日に、祈り待ち望んでいた弟子たちに聖霊が注がれて教会が誕生しました。聖霊が注がれて以来、聖霊は求めるすべての者に与えられるようになりました。このことは、旧約聖書時代からの主の約束です(ヨエル2:28)。全ての人が聖霊に満たされることは、主の御心です。

主イエスは、父なる神にお願いし、助け主である聖霊を与えることを約束してくださいました(ヨハネ14:16)。この助け主は、真理の御霊であり(ヨハネ14:17)、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせるお方です(ヨハネ16:8)。また、私たちに主に関するすべてのことを教え、また、主イエスが話したすべてのことを思い起こさせてくださいます(ヨハネ14:26)。私たちには様々な願いや求めることがありますが、何よりも最初に求めるべきは聖霊御自身であることを覚えましょう。「天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」(ルカ11:13

3.聖霊は私たちをとりなしてくださる

主に祈ることができるという特権が与えられている私たちですが、しばしば、どのように祈ったらよいのか分からなかったり、あるいは、祈ることすらできない場合があります。聖霊は、私たちがうめくしかないような時さえも、私たちをご存じのお方です。それは、聖霊は人の心を探り窮める方であり、主の御心をよく知っておられるからです。聖霊は、言葉を失っている私たちのうめきと一つになられ、また、私たちの思いや言葉を越えた深さと確かさをもって、私たちを助けてくださいます。

聖霊は私たちのうちに「うめき」を起こしてくださいます。聖霊御自身が、私たちを深い祈りへと導いてくださることを覚えましょう。聖霊がうめかれる、言葉には言い表すことのできないとりなしの祈りを捧げさせて頂こうではありませんか。

まとめ

私たちの弱さをご存じである聖霊は、私たちの内に住まわれ、私たちのためにとりなしてくださり、主のもとへと導いてくださることを覚えましょう。私たちは、私たちのためにとりなしをしてくださる聖霊(ローマ8:27)の主権に、ますます、自らを明け渡してまいりましょう。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28

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