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『全ての人を照らす真の光』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 ヨハネ1:1-13

はじめに

アドベント第一週を迎えました。本日は、すべての人を照らすまことの光である、主イエスの誕生について、ご一緒に見てまいります。

1.神のことば、キリスト

ヨハネ福音書の冒頭には、初めにことばがあり、そのことばは神と共にあり、そのことばは神であることが記されています(ヨハネ1:1-2)。神の御子イエスが、罪の世に生きる私たち人間を永遠の死から救うために、私たちのところに降ってくださり、私たちと全く同じ人間になってくださったのです。これがクリスマスです。

神が人となってくださったので、人間の罪や弱さなどを全て理解され(ピリピ2:6-9)、罪人である私たち人間を救うことができるのです(ヘブル4:15)。御言葉にあるように、キリストは、この世に於ける生涯において受けられた多くの苦しみによって従順を学び、父なる神の前に完全な者とされ、キリストに従うすべての人々に対して、永遠の救いを与える者となってくださいました(ヘブル5:7-9)。私たちはこの主イエスを信じる信仰によって救われるのです。「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われるのです。」(ローマ10:13

2.全ての人を照らす光

さらにヨハネは、ことばであるキリストには命があり、この命が「人の光」としてすべての人を照らす救いとなられたと告げます(ヨハネ1:4-5)。「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1:5)とある通り、私たちを生かすまことの光、救いの光として、今も、この世の闇に完全に勝利してくださるお方がイエス・キリストです。

キリストの光によって照らされる時、はじめて私たちの心の闇である罪が明らかにされ、悔い改めへと導かれるのです。また、この光は、私たちがどこに向かって歩むべきかを明らかにする光でもあります。この光がなければ、この世は進むべきところを知らず、秩序なく、各々の目に正しいと思われる道を行ってしまうのです。「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇119:105

3.神の子とされる特権

私たち人間は、本来、神である光と共に、光の中を歩むように造られたのですが、罪のために本来の姿を失ってしまい、暗闇の中に生きることを好むようになりました。罪は光よりも闇を好みます。ですから、世は主イエスを受け入れなかったばかりか、十字架にかけたのです。

私たちが先に光に近づいたのではありません。主イエスの方から私たちのところに来てくださったのです。主イエスを信じる者とされたことは、ただ主の憐れみと恵みによります(エペソ2:5)。ヨハネはこのことを「特権」と記しています。キリストを信じる者は、神の子となる特権を与えられ、永遠の命の希望をいただいて、御国を目指して歩む者とされました。私たちは主の救いの恵みの偉大さを覚えて、主に感謝しつつ、光の中を歩ませていただきましょう。

まとめ

キリストがこの世に来てくださらなければ、私たちは罪と死に縛られ、闇の中を歩む以外どうすることもできなかったでしょう。しかし、キリストの光は暗闇に圧倒的な勝利をもたらしてくださいました。キリストの光が照らすことができない闇はありません。クリスマスのこの時、霊の目を開けていただき、キリストの恵みの光を見させていただこうではありませんか。「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」(ヨハネ1:16

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