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『主イエスが与える聖霊』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 使徒2:1-13,37-47

はじめに

本日はペンテコステ礼拝です。この日、弟子たちは約束の聖霊を受け、キリストの証人として大胆に福音を伝え、教会が建て上げられて行きました。今朝はご一緒に、主イエスが与えてくださる聖霊のバプテスマの恵みについて見てまいります。

1.約束の聖霊

聖霊が与えられるという約束は、主イエスはもちろん(ルカ24:49使徒1:4-5)、旧約聖書ですでに語られています(イザヤ32:15ヨエル2:28-29)。この約束は、ペンテコステの日に成就しました。聖霊に満たされた弟子たちは、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだし(使徒2:4)、大胆にキリストを宣べ伝えました。

父なる神が約束してくださった聖霊傾注は、弟子たちや特定の人たちだけではなく、また、聖書が書かれた時代に限ったことでありません。ペンテコステの日に聖霊のバプテスマを受けたペテロは、「この約束は、あなたがたと、その子どもたち、ならびにすべての遠くにいる人々、すなわち、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられている」(使徒2:39)と宣言しました。聖霊は、すべての人に与えられるお方です。主イエスが命じられた聖霊を、信じて受け入れましょう。

教会は、昔も今も、聖霊を注がれ続けることによって、キリストの体であり続け、力強く主の御心を成し遂げます。クリスチャンは、聖霊を注がれ続けることによってキリスト者であり続け、御霊に導かれてキリストの証人としての生活をします。

2.キリストを悟らせる聖霊

聖霊に満たされたペテロの説教を聞いた人々は心刺されて、救いを求め(使徒2:37)、キリストを信じた者たちが三千人起こされました(使徒2:41)。人々の悔い改めについて、聖霊が人々の霊の目を開いてくださったのです(ヨハネ16:8)。

人に罪を悟らせ、悔い改めに導き、救うのは聖霊の業です。もし、教会の働きの中に、聖霊の働き、聖霊の導きがなかったならば、いっさいは空しく、何一つ私たちが成し得ることはないでしょう。ですから、私たちは何よりもまず第一に、聖霊の働き、聖霊の導きを願い求めましょう。

主イエスは、聖霊のことを「もうひとりの助け主」(ヨハネ14:16)と呼ばれました。この助け主は、御子イエス・キリストを私たちの内に示してくださいます。主イエスは「御霊はわたしについてあかしをする」(ヨハネ15:26)と言われました。聖霊だけが、私たちに主イエスを解説し、主イエスが生きておられ、私たちと共におられることを、はっきりと、実感を伴って悟らせてくださいます(Ⅰコリント2:11)。

3.聖霊のバプテスマを受ける必要性

聖霊は、主イエスを信じる者すべての内にすでにおられるお方です(Ⅰコリント12:3)。しかし、内住の御霊が溢れて人を聖霊に浸し、覆う時、人々は異言で語るのです。これが聖霊のバプテスマです。

聖霊のバプテスマは、主イエスに自分自身を捧げる献身の思い、奉仕への願いなど、神への飢え渇きを増し加えさせ、御霊の実というキリストの品性(ガラテヤ5:16,22-23)を結ばせます。また、失われている魂に対する重荷を担うことや、愛の深まりを願うことを覚えさせ、クリスチャンを力強いキリストの証人とさせます。

聖霊は、私たちをキリストの愛と力と聖さで満たし、主の働きをする器として整え用いてくださいます。初代教会時代のクリスチャンたちは、聖霊に満たされた結果、このキリストの福音のために命を献げて行きました。主イエスが与えてくださる約束の聖霊のバプテスマを求めてまいりましょう。

まとめ

聖霊のバプテスマは、主イエスが与えてくださる素晴らしい祝福であり、贈り物です。主イエスは、聖霊を私たちに与えるために、御自身の命をかけてくださいました。主イエスは、「天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」(ルカ11:13)と語られました。 聖霊を求め、聖霊をいただくことは、主の御心です。

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