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『約束の聖霊』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 ヨハネ14:16-26

はじめに

主イエスは、十字架を目前にひかえて、訣別説教を弟子たちに語られます。その説教の中で、父なる神が聖霊を与えられるという約束を語られました。ペンテコステを前に、この聖霊についてご一緒に見てまいります。

1.もう一人の助け主、聖霊

動揺し心を騒がせていた弟子たちに、主イエスは「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。」(ヨハネ14:18)と約束されました。これは、世の終わりに主イエスが再臨されることではなく、昇天後に、聖霊を通して弟子たちと共におられる約束について語られたのです。

主イエスはその方を「もうひとりの助け主」と呼ばれました。「助け主」というのは、聖霊のことですが、この言葉には「弁護者」、「慰める者」、「そばにいる者」、「励ます者」という意味があります。弟子たちは、主イエスが十字架の贖いを完成された後、主を見ることはできなくなります。しかし、「助け主」という言葉で言い表される聖霊によって、いつも共にいて慰められ、励まされ、神の言葉を思い起こさせてくださるのです。

聖霊が弟子たちに遣わされることは、父なる神の約束で(ルカ24:49)、ペンテコステの日(使徒2:1-4)に成就されました。また、この約束は、弟子たちだけではなく、主イエスを信じる全ての人々に与えられています(ヨエル2:28-29)。この約束は今も続いています。私たちは、この約束の助け主である聖霊を迎え入れましょう。

2.聖霊は私たちを主イエスの命に生かす

主イエスが天に帰られると、誰一人として肉体の目で主を見ることは出来なくなります。しかし、聖霊が遣わされることによって、目には見えなくとも、主御自身が確かに共におられることを霊の目で見ることができるようになります(Ⅰコリント12:3)。聖霊は、神の言葉を教え、主が語られたこと全てを思い起こさせ、理解させてくださり(ヨハネ14:26)、主イエスの復活の命に生きるものとしてくださいます(ヨハネ14:19)。

私たちは、この世にあっては、様々な肉の弱さや病に襲われたり、日々に肉体の衰えを感じます。しかし、私たちは、聖霊によって、死に圧倒的な勝利をしてくださった主イエスの命に生かされていることを覚えましょう。「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ8:37)さらに、聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証なのです(エペソ1:14)。

3.聖霊を受けた者たちの姿

聖霊は、主イエスの十字架の贖いの完成を理解させると同時に、私たちが主のものであり、主が私たちの内におられることを教え(ヨハネ14:20)、さらには、クリスチャン同士を結びつけ、主にある交わりの一致を作り出してくださいます(ヨハネ14:17)。

主イエスが昇天されてから、約束の聖霊を10日間待ち望んだ弟子たちは、ペンテコステの日に聖霊のバプテスマの恵みに与りました。聖霊は弟子たちを力強いキリストの証人とし、キリストに似る者として成長させました。

聖霊は、今もクリスチャンたちを力強いキリストの証人とし、主を知ることの喜びと、主の恵みをもっと受けたいという飢え渇きを増加させ、御霊の実を豊かに結び、賜物の祝福を体験するようにさせてくださいます。この聖霊のバプテスマは、求める者全てに与えると約束されたものです(ヨハネ7:37-39ヨエル2:28-29)。この約束の聖霊をいただこうではありませんか。

まとめ

主イエスは聖霊を私たちの助け主、慰め主、弁護者として遣わしてくださいました。それによって、私たちは主イエスと常に共に生きる者とされました。聖霊のバプテスマは、私たちの生活と奉仕のために偉大な励ましと、力を与えてくださいます。私たちは、聖霊に浸されることを祈り求め、聖霊に拠り頼んでまいりましょう。そして、日々に、聖霊に満たされ続けてまいりましょう(Ⅰテサロニケ5:19)。

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