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『人生の全てを治める神』

説教:矢吹大介宣教師
聖書箇所 創世記46:3,4

ヤコブは130歳の時、ヨセフがエジプトで生きていることを知り、自分の最愛の息子に会いに行くためにエジプトへ旅立った。夜の宿営でベエル・シェバまで来た時、彼は主にいけにえをささげた。その夜、幻の中で主の言葉はヤコブに“恐れるな、わたしが共にエジプトに下る”と語られた。また死後にイスラエルに共に上って下さる、という声を聞く。ヤコブは66人の群れでエジプトに下って行った。ヨセフがエジプトの首相として自分達を保護すことが想定はされていたが、エジプトの強大な民族と文化の影響を受けることをヤコブは族長として恐れた。混血がおこなわれ、小規模なヘブル民族がエジプトの中で消滅してしまう可能性さえ考えられた。しかし、神はヤコブの祖父アブラハム、イサクに約束されたようにヤコブに「大いなる国民とする」と約束した。

神はエジプトの地で400年間の居住と奴隷労働の間に、多産のヘブル人を増加させ、将来のモーセによる約300万人の民の出エジプトをご計画された。それは将来のイスラエル建国のために備えるという、神の大いなる救いの計画であった。神は約束されたことに対して誠実な方であった。神はヤコブに個人的に語られる神であったが、ヨセフの安否に関しては敢えて沈黙を守られた。主はヤコブにヨセフが「悪い獣に殺された」という思い込みの判断の後に、早い時期にはヨセフがエジプトで生きていることを明らかにしなかった。それはヨセフが首相になるまでの時期を待ち、飢饉の際にヨセフの兄弟への赦しと和解を設定されたからであった。

「主は今生きておられる」の英語の賛美の題目は「Because He Lives」である。その賛美の歌詞の中には“Because He lives. I can face tomorrow. Because He lives all fear is gone. Because I know He holds our future. And the life is worth living just because He lives”とある。直訳すれば、「主が生きておられるから、私は明日に立ち向かうことができる。主が生きておられるから、全ての恐れは消え去る。私は、主が自分の将来を御手におさめておられることを知っているから、私は自分の人生を生きる価値がある。それは主が生きておられるからです。」となる。ヤコブはヨセフがいなくなってしまうようことが起きてしまったか神様に嘆いたことであろう。しかし、そのような状況でも神に従い続け、人生の晩年においても主の約束の言葉を信じてエジプトに下って行ったヤコブのように、私達も自分の明日はわからないが、明日を治めておられる、そして、人生の全てを治めておられる主に信頼し、信仰をもって今日も生きようではありませんか。

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