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『公同の教会を信じる』

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 使徒20:17-38

はじめに

今朝は、パウロがエペソの教会の指導者たちに語った告別説教から、教会について一緒に見てまいりましょう。

1.主に従い、教会に仕える者の姿

パウロはエルサレムに向かう途中で、エペソ教会の長老たちと会います(使徒20:22)。パウロは彼らに、自分が初めにアジアで伝道をしたときから、数々の試練に耐えつつ、ユダヤ人やギリシャ人の分け隔てをすることなく、謙遜の限りを尽くして主に仕え、福音を宣べ伝えてきたことを述べています(使徒20:18-21)。

パウロがそのようにして主に仕えた自分の姿を語るのは、もちろん自分の功績を示すためではありません。パウロは、「どうか、私にならう者となってください」(Ⅰコリント4:16)と語っているように、主に従い、教会に仕える自分の姿を通して、一人一人のクリスチャンたちに主に従うとはどういうことであるかを示し、また、自分を通して働かれる主の御名をほめたたえています。パウロを通して御自身の栄光を現してくださった主は、今も私たちのうちに働いてくださっているお方であることを覚えましょう。恥は我がもの、栄光は主のものです。

2.神が買い取られた教会

パウロはエルサレムへの道中で、どの町でもなわめと苦しみが待っているということを聖霊によって示されていました(使徒20:23)。しかしパウロは、危険をも恐れずにエルサレムヘと進んで行きました。

それは、パウロがピリピ教会からエルサレム教会の貧しい信者たちのための献金を届けるという使命が与えられていたからでした。また、ユダヤ人教会と異邦人教会の交わりのためでもありました。双方の教会が祈り会い励まし合って行くことの大切さを知っているがゆえに、パウロはエルサレム教会に行くことに自身の命をかけたのです。

教会は、「神がご自身の血をもって買い取られた」(使徒20:28)ものです。教会は決して人のものではなく、神のものですから、聖霊によって建て上げられなければなりません。そのために、「聖霊は、・・・神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです」(使徒20:28)とあるように、聖霊が教会の指導者を立ててくださていることを教えています。また、確かに人によって選ばれた長老たちですが、「くじは、ひざに投げられるが、そのすべての決定は、主から来る。」(箴言16:33)とある通り、人が選んだとしても、聖霊が教会の奉仕者、リーダーたちを立ててくださっているのです。私たちは、このことを厳かに受け止めなければなりません。

まとめ

教会はキリストの体です。私たちキリストの体を構成するクリスチャン一人一人の働きは異なりますが、どのような奉仕であったとしても、聖霊の油注ぎによらなければ、その使命を全うすることはできません。教会の前進のために、立てられた指導者や奉仕者たちと共に、教会全体の熱い一致した祈りが必要です。共に教会のために、常に祈りの手を挙げて、世の戦いに勝利させていただきましょう。

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