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全ての人への喜びの知らせ

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 ルカ2:8-20

はじめに

クリスマスおめでとうございます。父なる神は、そのひとり子であるイエス・キリストをすべての人のために世に遣わされました。そのお方によって、私たち人類に主の大いなる喜びがもたらされたのです。全ての人々に与えられた大きな喜びの知らせを共に見、主の御降誕をお祝いしましょう。

Ⅰ.すべての民に与えられる大きな喜び

全人類に与えられる救いの知らせは、最初に御使いを通して羊飼いたちに告げられました。「私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。」(ルカ2:10)当時、ユダヤの社会では羊飼いという職業は低く見られておりました。しかし、主はこの世的には取るに足らない小さな人々に、最初に喜びの知らせを告げられたのです。これは預言の成就です(イザヤ9:1-2)。クリスマスの喜びは、分け隔て無く、全ての人に与えられていることをもう一度おぼえましょう。神の恵みは全ての人を覆って余りあるほど豊かなものです(ヨハネ1:16)。

Ⅱ.神の大きな喜び

クリスマスの喜びは、まず、神の子イエスが私たちと同じ人間になって、世に来てくださったことです。人が神になったのではありません。御子が人と同じになられたことによって、私たち人間一人一人と出会ってくださり、人のすべての喜びや悲しみ、苦楽を知ってくださったのです。「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。」(ヘブル4:15

神自らが、私たち人間を愛されているが故に、御子を喜んで与えてくださったのです。クリスマスの喜びは、父なる神の喜びそのものです。主は御子を通して、私たちと共におられることを願い、また私たちと共に歩むことを喜んでくださいます。

Ⅲ.私たちの大きな喜び

父なる神はご自身の喜びを、私たちが自分のこととして喜ぶことを願われます。この喜びは、世が与えるものとは異なります。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)私たちが父なる神によって、ひとり子である主イエスを与えられ、主イエスの十字架の贖いによって罪を赦され、神の子とされ、永遠の命を与えられたこと、これこそクリスマスの最大の喜びであり、メッセージです。

父なる神は御子イエス・キリストを通して、失われた魂を探し求め、神の恵みに生きるように願われています。失われた魂が見いだされる時、天には大いなる喜びがあります。主イエスは、「失われた人を捜して救うため」(ルカ19:10)にこの世にこられました。まだ主イエスの救いを受けていない方々が大勢います。主イエスの救いにあずかった私たちは、このクリスマスの喜びを私たちだけのものとするのではなく、私たちの周囲にいる人々に伝え、魂の救いを見て、主の喜びに加わろうではありませんか。

結 論

御使いが告げたクリスマスの喜びは、父なる神が全人類に救い主イエス・キリストを与えてくださったことです。もう一度大いなる喜びの源である主イエス・キリストを私たちのうちにお迎えしましょう。私たちを闇から光へ、死から命へ移してくださる主イエスに出会う時、私たちは神の大きな喜びに満たされます。このクリスマスのメッセージを与えられているということは、なんという恵みでしょうか!

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