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我らと共に在る助け主

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 ヨハネ16:1-15

主イエスの弟子たちは、約三年半に渡って主イエスと四六時中寝食を共にしてきました。その間に、弟子たちは、主イエスというお方の人格に触れ、語られる恵みの福音を聞き、御言葉に伴うしるしと不思議を体験しました。いつも主イエスと行動を共にしていた彼らには、常に喜びと充実感があったことでしょう。そんな中、主イエスは、まもなくすると弟子たちのところから去って行かれることを語られたのです。全く思いがけない主イエスの言葉に、弟子たちは驚きと不安で一杯になりました。その様な弟子たちに対して、主イエスは「わたしが去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行かなければ、助け主があなたがたのところに来ないからです。しかし、もし行けば、わたしは助け主をあなたがたのところに遣わします。」(ヨハネ16:7)と語られたのです。

「助け主」とは、「聖霊」のことです。「あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。」(Ⅰコリント6:19)聖霊は、主を信じる者の内におられ、慰め、励まし、主イエスが共におられることを示してくださいます。もし、主イエスが私たちと同じ肉体をもったままでおられたなら、時間や場所などの制限を受けたことでしょう。しかし、聖霊は、私たち一人一人の中に住んで、私たちがいつどこにいても共に居て助けてくださるのです。

また、助け主である聖霊は、人々に罪を認めさせ、全ての真理に導き入れ、主の教えのすべてを思い出させるように助けてくださるお方でもあります。「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。」(ヨハネ16:8)この聖霊の働きによってこそ、私たちはキリストの救いの恵みにあずかり、キリストを知る者とされたのです。聖霊は、救われたときだけではなく、今でも私たちの内にあって働き続け主を示し続けてくださいます。この様なお方が常に私たちと共におられるとは、なんと幸いなことでしょうか。

弟子たちに起こったことは、全く予期せぬ突然のことでした。これは私たちの人生の中にもしばしば起こることです。人の努力や能力ではどうすることもできない状況があります。しかし、私たちの内には助け主なる聖霊がおられるのです。聖霊は、私たちを救いへと導いてくださっただけではなく、日々の生活においても慰め励まし、折にかなった助けを与えてくださいます。なによりも、どんな状況にあっても私のうちに主イエスが共にいてくださるという人知を越えた平安と喜びを与え続けてくださるのです。聖霊が居てくださるなら、私たちはどんな状況にあっても恐れたり不安を抱くことはないのです。聖霊を心に迎え入れ、聖霊との交わりをさらに楽しみ、主の業に期待しようではありませんか。「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16:33

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