「平安があなたがたにあるように」 (ヨハネ20;19~21)
今世の中はコロナの脅威が身近に迫ってきて多くの人がその尊い命を失っており、世界中でその対策に追われています。コロナだけではありません。地球温暖化がもたらす天候不順は私たちの日々の生活に大きな影響を及ぼしつつありますし、世界平和を脅かす不穏な動きが、経済にも影響を及ぼし様々な困難が発生しています。
そのような時、私たちはこの聖書のことばに励ましを受けます。この言葉はヘブライ語で「シャローム」という言葉ですが、復活したイエスキリストが隠れ住んでいた弟子たちに現れ語られた言葉です。「平安があなたがたにあるように」とか「ごきげんよう」といったニュアンスの言葉です。今もユダヤ人が挨拶で使っている言葉だそうですが、ここではイエスキリストは単なる挨拶としてではなくそれ以上の意味を篭めておられました。不安と恐れに脅えていた彼らの信仰を回復し彼らにメシヤの到来を告げ知らせることによって、喜びと平安をもたらすためだったのです。イエスキリストを信じる者には、周囲がどのように波立っていても私の心の中には静謐な平安が与えられているのです。
ぜひ聖書を開き、イエスキリストの言葉に直接触れていただければ幸いです。
<文責S・M>