私の時は、御手の中にあります。私を敵の手から、また追い迫る者の手から、救い出してください。 詩篇 31;15
この言葉は、イスラエル建国の父と呼ばれるダビデ王の祈りの言葉です。
コロナの被害は予想外に長引き、私たちの生活はいろいろなところで大きな支障をきたしています。自分には全く責任がないのに実に多くの困難に合わなければならなかったり、通常の日常生活を保つことができずに予想外の困難に直面してしまった方々がたくさんおられます。そのような時、私はこの「私の時は、御手の中にあります。」というダビデの祈りのことばを思い出します。
ダビデばかりでなく、聖書に出てくる多くの信仰者たちも時の支配者である神に委ねて時を待ちました。彼らはこの苦しみもまた「神の御手の中にある」ことを知り、神に対し「この苦難の時もあなたが与えてくれたのですから、この時を委ねます」と祈るのです。人知を超えた大きな計画が神のもとで進められていることを信じ、その御手に委ねていこうとしているのです。
人生の分かれ目、分水嶺、生か死かまた勝ちか負けか、その全てが主の御手にあると信仰告白しています。私たちも、時を御手のうちに治め支配したもう神に委ねて次の時を待ちたいと思います。
<文責S.M>