聖書のことば ②   

聖書のことば ②

この故に明日のことを思ひ煩ふな、明日は明日みづから思ひ煩はん。

一日の苦労は一日にて足れり。(文語訳)                             (マタイ6;34)

これはイエス・キリストが人々に呼びかけた山上の垂訓の中の言葉です。ここでは空の鳥や野のユリにさえも神の御手が延べられていることを話しながら、すべてを神に委ねるように説いた部分です。明日のことすら予測することのできない私たちには、今与えられている一日一日を誠実にまた真剣に、全力を尽くして生きていくことが大切なのであって、自分の衣食住など日々の生活のことを心配するなと説かれたのです。この言葉の前の33節では、我々が大事にしなければならないのは“神を第一とし、神が望まれる生活をすることが大切なのであって、そうすれば我々に必要なものはすべて与えられる”と約束されているのです。一日の苦労は一日で十分なのです。

 

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