エコから福祉へ <その2>

・一昔前までは外国切手や記念切手のコレクションをしている方々が沢山おられました。

外国へ出かけると言うと是非その国の切手を買って来てくれと頼まれたものです。

しかし最近はそのような切手コレクターの話はあまり聞きません。かつての切手コレクションブームは遠い昔の話になってしまったようです。

確かに、現在では手紙を出すより携帯やメールで連絡を取り合う時代になり,特に外国郵便などは時間がかかるので,ほとんどメールに取って代わられたようです。

・しかし、いまだに根強い切手コレクターがおられて、一定の値段で「使用済み切手」を買い取ってくださると言うので積極的にふるいきっての回収を行っている団体があります。

それが「社団法人日本キリスト教海外医療協力会」(JOCS)という団体です。そこでは,切手収集家の協力で全国から集まった使用済み切手を換金し、途上国の医療活動の資金の一部に充てているとのことです。一昨年の実績では、およそ17トンの切手が寄せられ,1600万円を事業資金として活用されたとの報告を受けています。

・その売益金は今までに、インド、インドネシア、ウガンダ、カンボジア、タンザニア、ナイジェリア、ネパール、パキスタン、バングラデシュなどへ医療従事者を派遣したり,医療従事者を目指す現地の人々の奨学金などに用いられてきました。

小さな働きもこれだけ多くの方々の善意のこもったご協力は実に大きな力になるものだとしみじみ感じます。どうぞこれからも,当オアシス館で行っている古切手回収にご協力頂ければ幸いです。

カテゴリー: 未分類 |